累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2023年2月14日(現地時間)にリリースされたWindows 11バージョン22H2向け累積更新プログラム「KB5022845」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
情報ソース
Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5022845」の主な更新内容
[blogcard url="https://a-zs.net/windowsupdate-202302-b/#Windows_11_version_22H2"]
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
現在不具合情報は見つかっていません。
既知の不具合
WSUSから更新プログラムがクライアントにダウンロードされない
一部環境で、2023年2月14日以降にリリースされた更新プログラムがWSUSサーバーにダウンロードされた後、Windows 11バージョン22H2のクライアントに反映されない場合があります。
この不具合の影響を受けるWSUSサーバーはWindows Server 2016、またはWindows Server 2019からアップグレードされたWindows Server 2022を実行しているサーバーのみです。
[footnote]Microsoft Configuration Managerはこの問題の影響を受けません。[/footnote]
回避策
WSUSサーバーに「.msuタイプ」および「.wim MIMEタイプ」を追加することで対処可能とのことです。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
数GBのファイルをコピーするとパフォーマンスが低下する
リモートコンピューターから Windows 11 コンピューターにSambaファイルなどの数GBほどの大きいファイルをコピーすると、コピー(読み取り)時にSMB よりもスループットが40%低下する可能性があります。
[footnote]同じファイルを22H2以外のデバイスにコピーしても、この問題は発生しません。 [/footnote]
回避策
コマンドプロンプトを管理者で開き、「robocopy」コマンド、または「xcopy」コマンドを実行してコピーすると不具合が解消されることがあります。
▼コマンド例
[shell]robocopy \\コピー元のファイルパス コピー先のファイルパス ファイル名 /J
[/shell]
0x800700b7エラー等でプロビジョニングパッケージが正常に動作しない
Windows 11 22H2でプロビジョニングパッケージを操作すると、「0x800700b7エラーが発生する」「Windowsが部分的にしか構成されない」、「Out Of Box Experienceが終了しない」、「予期せず再起動する」など、期待通りに動作しない可能性があります。
[footnote]Windows Autopilotを使用するプロビジョニングの場合は、この問題の影響を受けません。[/footnote]
回避策
Windows 11 22H2にアップグレードする前にWindows デバイスをプロビジョニングすると、この不具合を回避可能です。
2月の累積更新プログラム一覧
[blogcard url="https://a-zs.net/windowsupdate-202302-b/"]
過去のWindows 11累積更新プログラム
>>過去のWindows 11累積更新プログラムはこちら<<
Windows 11バージョン22H2不具合一覧
[blogcard url="https://a-zs.net/win11_22h2_upgrade_defection/"]
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