[不具合]KB5014697/KB5014699でAzure Active Directory自体やアプリやサービスにサインインできなくなる

Windows 11、10において、2022年6月15日にリリースされた累積更新プログラムをインストールすると、Azure Active Directory(AAD)自体のサインインや、AADを使ったアプリ・サービスのサインインに失敗する不具合が発生していることが明らかになりました。VPN接続やMicrosoft 365、Microsoft Teams、OneDrive、Outlookなどにこの不具合の影響が確認されています。

Microsoftはこれを既知の不具合として認識しています。

情報ソース

対象OS

ARMプロセッサを搭載しているPCで、以下のOSが対象です。

• Windows 11 21H2
• Windows 10 21H2
• Windows 10 21H1
• Windows Server 20H2

不具合が発生している更新プログラム

[blogcard url="https://a-zs.net/windowsupdate-202206-b/"]

不具合の詳細

ARMプロセッサを搭載しているPCにKB5014697(Windows 11)、もしくはKB5014699(Windows 10)をインストールすると、Azure Active Directory(AAD)のサインインに失敗する、またはAADを使用しているアプリ・サービスのサインインに失敗する可能性があります。

この不具合はMicrosoftが認識しており、影響を受けるアプリ・サービスにはVPN接続、Microsoft 365、Microsoft Teams、OneDrive、Outlookなどが確認されています。

回避策

[一時的な回避策]Web版アプリを利用する

Webブラウザ版のアプリ・サービスを使用すると一時的にこの不具合を回避可能です。

[回避策]更新プログラムをアンインストールする

原因の更新プログラム(KB5014697、KB5014699)をアンインストールすると不具合が解消されることがあります。

※この更新プログラムをアンインストールすると脆弱性・不具合の修正パッチが全て未適用の状態になります。

▼更新プログラムによって修正される脆弱性・不具合についてはこちらを参照して下さい。
[blogcard url="https://a-zs.net/windowsupdate-202206-b/"]

▼アンインストール方法は以下の記事を参照して下さい。
[blogcard url="https://a-zs.net/howto-uninstall-kb/"]

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